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シックハウスについて 【 知っておこう、シックハウスの関連用語 】

人と住まいを考えた時に最も重要であるにも関わらず、暮らしの中に「シックハウス」の知識が浸透しきれていないのは、聞きなれない言葉が多いのも理由の一つです。そこで、シックハウスの代表的な関連用語を簡単な解説付きでご紹介。豊かな住環境作りに役立ててみて下さい。

アスベスト
建材に含まれる繊維状の鉱物で、耐火・耐熱性に優れているため、
日本では多くの建築物に広く利用されています。
エチルベンゼン
接着剤の原料や塗料を薄める時に使われる無色透明の液体。
厚生労働省で室内の濃度が定められています。
化学物質過敏症
微量の化学物質が原因で発症する身体的障害。
呼吸器や皮膚などに症状が現れ、慢性化すると中々治りません。
キシレン
溶剤として使われる可燃性の液体です。ベンゼンと同じく厚生労働省が室内濃度を定めています。
シックスクール症候群
シックハウス症候群の学校版。身体への影響や症状は同じですが、人が多い分だけ規模も大きくなります。
シックカー症候群
こちらは車のシックハウス症候群。汚染された車内の空気が原因で発症します。
スチレン
断熱材に使われる発泡スチロールの原料で、様々な樹脂の原料でもあります。
皮膚との接触で炎症を起こす場合があります。
ダニアレルゲン
ダニの抜け殻や死骸のことで、アレルギーの原因となるため、この名称が付けられています。
トルエン
ガソリンに似た匂いのする揮発性の高い液体で、空気中に溶け込んだ成分を吸い続けると中毒に発展します。
ナフタリン
防虫剤や防臭剤でおなじみの化学物質。白い結晶状で肌に触れると皮膚炎などを起こします。
ハウスダスト
建物内の空気中を絶えず漂う細かい塵や埃の総称で、鼻炎や気管支炎の大きな原因となっています。
パラジクロロベンゼン
ナフタリンと同様の物質で刺激臭があり、目や内臓などに悪影響を及ぼすとされています。
ベイクアウト
シックハウス対策の一つで部屋の温度を意識的に上昇させ、
建材などに含まれる化学物質を発散させてしまう方法のこと。
ホルムアルデヒド
無色で刺激臭のある気体。水溶性が高く接着剤や防腐剤、塗料などに含まれていて、
低濃度でも人体には有害です。
VOC
揮発性有機化合物の総称。溶剤や洗浄剤として使われており、厚生労働省がガイドラインを設けています。

いかがでしたか? これはシックハウスに深く関わる言葉の代表例を抜粋したに過ぎません。全体的には薬品や物質名などのカタカナが多く見受けられ、この辺りのいかにも難解そうなイメージが、一般の人たちに普及しにくい原因を作っているのかも知れませんね。最近は建築技術の向上とともにシックハウスへの関心も高まっているようです。

せめて、ここで取り上げた基本的なものの意味くらいは、安心して暮らせる環境を確立する上で、キチンと理解しておきたいものです。

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