接着剤について

無添加住宅や無添加家具で重要なもの…防虫・着色料、そして接着剤です。
自然由来の接着剤ときいて一番に思いつくものといえば…私は”お米”でした。
炊いたお米をつぶして糊にするということを、昔聞いたことがあるからです。

実際に、無添加住宅・無添加家具を作っているところで使っているところもあるようです。私たちが食べるお米を粉にし煮詰め、糊とします。水には弱いですがそういう危険がなければ数百年ももつそうで、観音像や大仏にも使われているとのことでした。
ただし、くっつくまでに時間がかかるので、米でつくった米のりだけで使うことは少ないようです。

他にも、自然由来の接着剤といえば”にかわ”ですよね。多くの人が知っているかと思います。
にかわとは、動物の皮や骨を煮込んで抽出したゼラチン質の物質を乾燥させたものです。
よく、骨付き鶏肉を煮込み少し冷ますとうっすらと膜ができる、アレです。コラーゲンです。
(ちなみに、漢字で書くと膠と書く”にかわ”。由来は”煮皮”からきているそうです)
にかわはよく使われている反面、デメリットもあるようです。ひとつは高温になる場所で使えない。扱いが難しい。そして加熱した際の匂いがキツい…。
にかわの扱いについては、でこぼこの面と面を合わせるというのが大きな特徴で、さらに加熱すると解け冷えると固まるため、冷えないように作業をするという感じになるようです。

天然由来の接着剤については、やはり扱いなどがネックになるのでしょうか。
しかしながら、ホルムアルデヒドを出さないだとか、やはり無添加住宅・無添加家具にこだわりがある人にはやはり大事な接着剤です。にかわにいたっては、高級な家具や楽器には今も現役です。

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無添加住宅で暮らしてみたいと思いませんか?
無添加住宅を初めて知ったときは疑ってました(笑)。自然素材と天然素材で家を造るという工務店は多いですから、同類だろう思っていましたし、仕事柄勘ぐっていたかも知れません。何事も自分の目で確かめる質ですから無添加住宅についても直接調べました。家は最終的に好みの問題もあるとは思いますが、私の場合は秋田社長の「家」へのこだわり、「住」へのこだわりに共感したという面も大きかったですね。