‘管理人の無添加住宅’ カテゴリーのアーカイブ

無添加住宅の価格について

2015/07/19

住宅展示場で最後に無添加住宅のモデルハウスに行くと、ホッとします。
そして、大半の人が気に入るのではないでしょうか?
営業スタイルはまちまちですが、来場者アンケートが無記名のところが多いはずです。
それだけ自信があるのだと思います。
無添加住宅の価格は最低50万円/坪というのが私の個人的な感想です。
というのも、設備の選び方によって大きく変わってくるためです。
たとえば、モデルハウスのお風呂は石貼りです。しかし、実用面ではオススメできるかどうかは疑問(+。+)。
ですので大半の人はユニットバスを選択します。
この時点で無添加住宅の仕様から外れる感じがしますが、そうではありません。
なぜなら、無添加住宅は屋外、屋内とも壁は漆喰です。
断熱材は単価コルクで、床材は無垢で表面加工はしていません。
風呂やキッチンをメーカーの既製品(石材を使っていない)にする程度で、無添加住宅の品質にそれほど違いはないということなんです。

ちなみに私の無添加住宅は坪当たり80万円。
ハウスメーカーとそれほど変わりませんが、ハウスメーカーで無添加住宅と同じ仕様にしたなら坪当たり100万円はいくと思います。

建て替え前の家も無添加住宅でした(笑)

2011/11/20

□建て替え前の家
無添加住宅に建て替える前の家は、昭和53年築の木造瓦葺き2階建て。
約30坪の敷地に建つ、この辺りでは平均的な大きさの一戸建て住宅でした。
中古で購入したので当時既に築18年。
キッチンは昭和レトロなものだっのでそれなりのシステムキッチンに入れ替え、床の板は張り替えて今っぽいフローリングにしました。トイレは和式だったので洋式にリフォーム。洗面台も入れ替え、お風呂も浴槽を入れ替えました。
これでリフォーム代は約100万円。安いのやら高いのやら(笑)
間取りは4DK。とは言っても昭和の建物ですから、使い勝手が悪かったんです。
床面積は74㎡でした。
1階は応接みたいな部屋が6帖、居間が6帖、キッチン6帖にお風呂とトイレ。
2階は6帖が2部屋ですが、続き部屋だったので実質1部屋みたいなものでした(笑)
収納は少なく、チェストの他、棚をあちこちに造って工夫していました。
こんな使いにくい古い家でしたが、気に入っていた所もあります。
ベランダが4帖と広く非常に使いやすかったんです。
それと玄関が2帖、玄関ホールが2帖分あり、結構広々としていました。
和室の壁は塗り壁。土壁と言うんでしょうか。正式名称はわかりませんが、とにかく冬場は隙間風が入ってきてコーキングしたほどです。
廊下は昭和な感じの板。フローリングという言葉も無かったのかも知れません。
洋室の壁と1階の廊下の壁は板。これはなかなか味があって悪くはなかったですね。
車庫は短く(長さが少しはみ出してた)、車庫証明を取る時はヒヤヒヤしました。
引っ越し半年後には外壁をリフォーム。当時流行っていたセラミック塗装にしました。知り合いの塗装屋さんに頼んだので少しは安くしてもらいましたが、結構しました(汗)
中古住宅は買う時は安いかも知れませんが、なんやかんやとお金がかかります(笑)

★無添加住宅に近かったと思います。
この家に住んで15年。そして無添加住宅に建て替えた訳ですが、この昔の家はかなり無添加住宅に近かったように思います。
・ビニールクロス無し(但し、リフォームの際、キッチンには貼った)。
・断熱材に化学物質を含まない=断熱材は入っていなかったようです(笑)
・柱は集成材ではなく、そのまんまの柱。

これだけでも今の建て売り住宅やハウスメーカーが建てる多くの注文住宅と比較すると無添加の割合は高かったのではないかと思います。

★夏暑く、冬寒い。
マンションと比べると一戸建ては夏は暑く、冬は寒いと言われますが、我が家の場合、それが極端でした(笑)
夏は蒸し風呂のように暑く、冬は屋外かと感じる程の冷たさ。
冬場は風呂を出たらすぐに布団に入らないと湯冷めしてしまいます。
暖房は少しは入れてましたが、ホットカーペットと6帖用のエアコンだけ。1階は全部屋続いて使ってたので、気持ち程度にしか暖かくなりませんでした。

★自分でリフォーム。
住み始めて10年程経った頃から自分で色々リフォームし始めました。
・階段下を物入れに改造。
・1階の廊下にフローリングを貼る。
・洗面所の床にフローリングを貼る。
・カーポート(台風で波板が吹っ飛んだ)の屋根を貼り替え。
・各部屋に棚を造り付け。
・キッチンの収納造り。

これらは中古住宅だからこそ出来ること。新築だったら壁に穴を開けるのもためらうかも知れませんが、穴がいくら開いても気にすることはまったくありませんでした。

ただ、「数年後には建て替える」という気持ちでいてたので、業者に頼んで本格的にすることは皆無。ベランダの屋根(カーポート同様、台風で波板が吹っ飛んだ)以外は全部自分(ご近所さんにも手伝ってもらったこともありました)でやりました。

無添加住宅で暮らしてみたいと思いませんか?
無添加住宅を初めて知ったときは疑ってました(笑)。自然素材と天然素材で家を造るという工務店は多いですから、同類だろう思っていましたし、仕事柄勘ぐっていたかも知れません。何事も自分の目で確かめる質ですから無添加住宅についても直接調べました。家は最終的に好みの問題もあるとは思いますが、私の場合は秋田社長の「家」へのこだわり、「住」へのこだわりに共感したという面も大きかったですね。