‘無添加住宅の建材’ カテゴリーのアーカイブ

無添加住宅 集成材[弱点]画像あり

2012/02/12

無添加住宅の集成材は全て米のりで接着しています。
そのため、適度の加湿等によってごくまれに割れが生じる場合があるというように注意をしているWebサイトをよく見かけます。

これが無添加住宅の集成材の弱点です。

株式会社無添加住宅のWebサイトにもこう書かれています。

構造材の集成材使用不可(接着剤の劣化が懸念されるため)

試しに余った集成材を1ヶ月間ほど室外に出してみました。
1週間も経たないうちに隙間が出てきて、しまいには分裂。
当たり前ですが完全に屋内用です。
無添加住宅の集成材

無添加住宅の集成材 断面

集成材がこんなことに(汗)

ベンゼン化合物

2011/10/29

新築の家に入ると1時間もすれば頭痛がするという人がいます。
あのツンとしたニオイも元はベンゼン化合物ださうです。
化学接着剤が関係しているようです。

無添加住宅を建てる2年前に秋田社長の「無添加住宅!」を読みましたが、ベンゼン化合物のことも書かれていました。

新築住宅の匂いの正体は?
http://www.mutenkahouse.jp/column/sickhouse/

ドアか引き戸か。

2011/08/25

一般仕様はドアですが、我が家では全部引き戸で設計していきました。
しかし構造上1箇所だけはドアにするしかなかったので2階のトイレだけはドアです(泣)

ドアは施工が簡単。引き戸の方が難易度が高いということで高くつきましたが、
長く暮らす家でドアは非常に不便です。
ドアは欧米のスタイルを真似したものですからね。

無添加住宅はヨーロッパの建物を参考に素材を選定してきましたが、
暮らしやすさで言うと断然引き戸でしょう。

米のり・にかわ・ぎんなん草(海草)

2011/04/18

無添加住宅で使う接着剤は、化学接着剤の代わりに米や海草などの自然素材で無害です。
化学接着剤は30年ほどしか保たないそうです。
しかし、米糊で組み立てられた仏像などは300年以上壊れていないんですね。
そう言えば子供の頃、ご飯をノリにして紙を貼った記憶があります。
お祖母ちゃんが米糊を作って洗濯物にノリを効かせてたのも思い出しました。

「にかわ」は動物の骨や皮を煮て精製してできるゼラチン。昔は接着剤として使われていたそうです。
高温では液体、低温になると5秒ほどで固まるらしく、瞬間接着剤と同じ機能があるんですね。

「ぎんなん草(海草)」は海藻です。みそ汁に入ってることもありますよね。ぎんなん草(海草)を煮詰めた液がふのり。障子などの接着に使うそうです。

無添加住宅で暮らしてみたいと思いませんか?
無添加住宅を初めて知ったときは疑ってました(笑)。自然素材と天然素材で家を造るという工務店は多いですから、同類だろう思っていましたし、仕事柄勘ぐっていたかも知れません。何事も自分の目で確かめる質ですから無添加住宅についても直接調べました。家は最終的に好みの問題もあるとは思いますが、私の場合は秋田社長の「家」へのこだわり、「住」へのこだわりに共感したという面も大きかったですね。