‘2012/08’ カテゴリーのアーカイブ

接着剤について

2012/08/31

無添加住宅や無添加家具で重要なもの…防虫・着色料、そして接着剤です。
自然由来の接着剤ときいて一番に思いつくものといえば…私は”お米”でした。
炊いたお米をつぶして糊にするということを、昔聞いたことがあるからです。

実際に、無添加住宅・無添加家具を作っているところで使っているところもあるようです。私たちが食べるお米を粉にし煮詰め、糊とします。水には弱いですがそういう危険がなければ数百年ももつそうで、観音像や大仏にも使われているとのことでした。
ただし、くっつくまでに時間がかかるので、米でつくった米のりだけで使うことは少ないようです。

他にも、自然由来の接着剤といえば”にかわ”ですよね。多くの人が知っているかと思います。
にかわとは、動物の皮や骨を煮込んで抽出したゼラチン質の物質を乾燥させたものです。
よく、骨付き鶏肉を煮込み少し冷ますとうっすらと膜ができる、アレです。コラーゲンです。
(ちなみに、漢字で書くと膠と書く”にかわ”。由来は”煮皮”からきているそうです)
にかわはよく使われている反面、デメリットもあるようです。ひとつは高温になる場所で使えない。扱いが難しい。そして加熱した際の匂いがキツい…。
にかわの扱いについては、でこぼこの面と面を合わせるというのが大きな特徴で、さらに加熱すると解け冷えると固まるため、冷えないように作業をするという感じになるようです。

天然由来の接着剤については、やはり扱いなどがネックになるのでしょうか。
しかしながら、ホルムアルデヒドを出さないだとか、やはり無添加住宅・無添加家具にこだわりがある人にはやはり大事な接着剤です。にかわにいたっては、高級な家具や楽器には今も現役です。

本当は怖いペットフード

2012/08/31

多くの人が犬や猫を家族同然にかわいがっている今の世の中。
いやいや、昔からペットは大事にされていましたよね…”生類憐みの令”とかあったし。
そんな家族であるペットへのえさは、何を与えていますか?

これを読んでいる方は、ペットフードを食べたことがあるでしょうか。缶詰とか、猫がすごい勢いで食べるのでおいしそうなんだけど、人間は食べようとしないですよね。
それは猫用のえさなので人間が食べてもおいしくなさそうだし…とも思うけど、意識の裏側で実は気が付いているかもしれませんね…「人間のご飯のように厳しい規制がないのでどんなものが使われているか分かったもんじゃない」、ということを。

ペットのえさにも原材料が書かれているものも多くあります。
しかしながら、「○○魚」と書かれてあっても、その魚肉部分が使われているとも限りません。なぜなら、おいしい部分は人間が食べるからです。
「鶏肉」と書いてあっても、おいしい部分は人間が食べるので高く売れ、筋や骨や足などのどうでもいい部分をすりつぶして、原材料名に”鶏肉”と表示し販売する。
そういうところも多いようです。
(尿路結石なんて猫の代表的な病気ですが、これの原因は粗悪なキャットフードを食べ続けたのが主たる原因です)

実際に飼い主の方が召し上がってみるといろいろ分かると思います。
原材料のどの部分が使われていてどんなモノが入っているかなんていうのは分からないと思いますが、脂くささや薬くささなど。
人間の食事はあんな常温においておいて大丈夫ですか?
結構においがキツイですが、冷蔵庫にも入れられないですよね、あのにおいの原料は?

近年、無添加のペットフードも売っていますね。ペットフードの怖さについてはテレビや雑誌などでも多く報道されており、知識が深まったからでしょうか。
ネットにある情報に関しても丸飲みにはできませんので、気になる人は獣医さんに相談すればおどろくほど丁寧に教えてくれます。
病気の原因の多くは食事からだからです。

草木染めについて

2012/08/30

草木染めについて興味があります。

なぜならば、”天然素材の着色方法”だからです。
つまり、合成着色料が無添加の着色方法なのです。

私は、子供の頃に草木染め体験でハンカチを染めたことがあります。
よくある、木綿のハンカチを糸で絞って、植物から抽出した液に染めて広げると、ハンカチが幾何学模様になって不思議なんですよね。
子供の頃は、自分の手に残るものを作るのが好きでしたから、その体験は楽しかったのを覚えています。
しかしながら、色が地味だしなんだかお年寄りの使うような雰囲気でしたから、あまり使いませんでした。
よく考えてみれば、子供も大人もできる体験教室だったので、大人向けだったのかもしれません。

大人になった今、再度草木染めについて興味が沸いてきました。
草木染めは、ハンカチを染めるだけのものではないんだということも最近知りました。
趣味で簡単に染めるのならば、ハンカチなどの布。それから手芸に使う毛糸やヘンプ(麻)のひも。
ウールなどの素材は染めるまでにはいろいろ下処理をしなければならないのですが、ヘンプや綿などは割と簡単らしい。

夏用の毛糸を草木染めで染めてベストなんか作ったら、すごく自然な感じがすると思う。

ユニセックスな感じに仕上がるヘンプのブレスレットは、若い子向けで草木染め体験をしてもおもしろいかもしれない。ヘンプの糸をまず草木染めしてから編み上げるわけですが、モノを作るのが好きな人は、色を付ける所からやった方が絶対愛着が沸くだろうし。

草木染めの色の原料となる植物はなんでもいいらしい。
ですが、思った色になるかは別だし、煮出してみると思いもしない色ができることもあるみたいですね。
そういえば、ちょっと前に高血圧にいいって言われて煮出したたまねぎの皮。結構キレイなオレンジ色の液ができるのですが、飲んでもいいしやっぱり草木染めにも最適らしいです。

調べれば奥が深いですね。

蚊帳(かや)について

2012/08/27

蚊帳といえば、寝ている最中に蚊に刺されないようにするために、物理的に蚊を避ける道具(家具?)ですよね。
昔からあるもので、あのとなりのトトロでも使われていて、なんだか良き昔の夏を彷彿とさせられます。
風流ですしね。

今は蚊帳を使っている家庭も少ないかもしれません。
私の知り合いの田舎は涼しいので夏でもエアコンいらずで、窓を開けて寝ています(防犯上あまり良くないかもしれませんが…!)しかしながらやっぱり蚊が多いので、今年も蚊帳を張って寝ているとのことでした。
風の通りがいい昔ながらの家なので、コンセントに差し込んで蚊避けの薬を焚くタイプの蚊避けが効かないそうです。

コンセントに差し込んで蚊避けの薬だとか蚊取り線香だとか、一晩中焚いて寝るのは安心ですが、結構喉が痛くなったり体調が悪くなったりする人もいます。
ハウスダスト症候群の人にはもちろん良くないですよね。
薬剤散布なわけなので…。

なので、古いといわれてもやはり蚊帳は使えます!
無添加住宅の蚊対策に有効だと思います。

(おしゃれなところで、天蓋風の蚊帳なんてのもあります!お姫様のベッドみたいで人気だったりするんですが、まあ、独身女性だけですよね^^;)

熱帯地方の中で猛威を振るっているマラリアは蚊を媒介として人から人へと感染します。
マラリアは命をも落とす病気です。
そんな中、日本発祥の蚊帳は寝るときや赤ちゃんのいる家庭に大活躍をしているそうです。

日本も温暖化の影響で亜熱帯化しているそうですし、このまま気温が上昇傾向であれば熱帯で流行しているこのマラリアも発生してくるかもしれません。
そうなってくると、体にやさしいこの蚊帳を多くの人が使う時代がまた来るかもしれませんね。

外出時の虫除けについて

2012/08/19

夏、私が外出を控える大きな理由として、1つ目は暑いから、2つ目は蚊に刺されるからです。
暑いのも我慢できないけれどなんとか工夫することができます。
蚊に刺されないようにする工夫も…いろいろありますが、なんだかんだ言っても、場所によっては刺されてしまうんですよね。
特に私の住んでいるうちの周りは、何故か蚊が多く、ちょっと油断をすると刺されるし家にも入ってきてしまいます。そんなに木がたくさん生えている地域というわけでもないのに。

そこで、理由があって外出しなければならないときには、虫除けをするのが必須となります。

虫除けといえば…
有名な忌避剤、DEET(ディート)がありますね。
体や服にスプレーするタイプの虫除けスプレーにはほぼ入っているといって過言ではありません。
DEETは蚊に対して忌避剤として最もポピュラーなもので、とても効果的であるといわれています。
でも、使用には注意が必要です。
人によってはアレルギー症状があったり肌荒れがあったりします。また、たくさん摂取すると神経毒症状があったりするようです。
これは、蚊を媒介として感染するマラリヤなどの感染症と比べたら危険度は低いですが、そういったものが心配でない日本ではどうでしょうか。
DEETは、濃度によってはプラスチック、レーヨン、皮革に影響を及ぼします。
前にポリエステルの黒いストッキングに虫除けスプレーをしたところ、ちょっと溶けたのはこのせいだったんでしょうね。
乳幼児にDEETを使う際には細心の注意が必要だということが明記されています。

DEETが含まれていない虫除け方法はあるのでしょうか。
ひとつの方法として、蚊の嫌いとする香りのハーブのエッセンシャルオイル(アロマオイル)をつけると良いと思います。
有名なところで、レモングラス、ティートゥリー、ゼラニウム、ユーカリ、タイムなど。ラベンダーやローズマリーも期待できるようです。
これらの香りをこまめにスプレーするのが良いようです。
ただし、DEETの忌避効果よりも効果時間が短いため、何度かスプレーしなおさなくてはなりません。

無添加の虫除け(忌避剤)というのも売っています!
無添加というのは主にDEET無添加という感じですが、探せば自分の好きな香りの無添加虫除けがみつかるかもしれませんね。

無添加住宅で暮らしてみたいと思いませんか?
無添加住宅を初めて知ったときは疑ってました(笑)。自然素材と天然素材で家を造るという工務店は多いですから、同類だろう思っていましたし、仕事柄勘ぐっていたかも知れません。何事も自分の目で確かめる質ですから無添加住宅についても直接調べました。家は最終的に好みの問題もあるとは思いますが、私の場合は秋田社長の「家」へのこだわり、「住」へのこだわりに共感したという面も大きかったですね。