生クリームについて
2012/05/30昨日、乳製品の加工品について書きました。
生クリームは書きかけだったので追記します!
…というのも、生クリームも奥が深い。
Wikiにも盛りだくさんに書いてありました。(できたらWikiよりわかりやすく書きたいですね~)
生クリームとは。
牛乳や生乳から取り出した乳脂肪が多い部分のことです。
遠心分離機を使い取り出します。(更に脂肪分だけにしたものがバターです)
乳脂肪のみの原料で作られたものは容器に「種類別:クリーム」と書かれています。タイトルに純生と書かれているものもそうですね。「フレッシュクリーム」と書かれているものも「生クリーム」です(直訳しただけじゃん!)。
では、よく「生クリーム」の横に置いてあって価格の安いもの、「植物性脂肪」などとあるモノはなんでしょうか。
これは「コンパウンドクリーム」または「純植物性クリーム」と呼ばれます。容器には「種類別:乳または乳製品を主要原料とする食品」なんて書かれています。
「コンパウンドクリーム」は乳脂肪の一部を植物油脂に置き換えたもので、「純植物性クリーム」は乳脂肪の全てを植物油脂に置き換えたものです。
植物油脂で置き換えたクリームは乳化剤・安定剤・香料を加えて生クリームに似せています。
添加物がたくさん入っているということは余りよろしくありませんが、安価になりますしコレステロールが低くなるというメリットもあったりします。
さて。
ケーキ屋さんのケーキはどうでしょうか?
チェーン店や小さいお店では、「コンパウンドクリーム」を使ってケーキを作っているかもしれないですね。安価ですし取り扱いが楽です。時間が経ってもピンっと立っているクリームのケーキはやっぱり売れます。
しかしながら、「生クリーム」を使っているお店ももちろんあるでしょう。
どうやって見分けるのでしょうか?
それは色です。
「生クリーム」は真っ白ではなくてほんのり”クリーム色”です。
口当たりも違います。
なぜなら、融点温度が違うからです。
動物性のクリームの融点は低く、口の中ですっととける感じです。そのかわり、ホイップ時の扱いが難しい。
植物性のクリームの融点は動物性のものと比べやや高く、口の中に残る感じがあったりします。融点が高いということは、扱いが楽ということです。